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12/22/2011

絵本でクリスマス☆その1。

どーも、近藤です。
子供たちのおかげで、
「クリスマスっていいものだなぁ」と、
大人になってから一番強く感じています。

クリスマスシーズンど真ん中。
絵本の読み聞かせグループVOiCEのメンバーは、
サンタさんに扮して連日出動。


少しずつ集めてきた、我が家のクリスマス絵本コレクション。


どの絵本を読もうかな〜♪と考える時間が、
自分でもびっくりするほど心踊る。

今日は、いつもの小児科病棟での読み聞かせ。
絵本だけでなく、
はしれそりよ〜♪ かぜのように〜♪と、
子供たちと一緒に「ジングルベル」も唄った。

私が今回選んだ一冊は、『まどから おくりもの』。
作・絵 五味太郎 (偕成社 1983年)


サンタさんが、窓の外から見える様子で誰の家なのかを推測して、
プレゼントを投げ入れるというお話。

窓の形に空いた穴から次のページが見えるものの、
ページをめくってみると、意外な絵が現れるという、
ユーモアたっぷりのしかけ絵本だ。


たとえば、窓からのぞいて見えた三角を、
キツネのみみと思い込んだサンタさん。
とんがり帽子を投げ入れるけれど・・・


あらあら。
実は、家の中にいたのはワニさんだったり。



今度は、双子の兄弟だと思って、
プレゼントをふたつ投げ入れるサンタさん・・・


あらら。
実は、その顔のひとつは、風船だったり。

いわゆる、あわてんぼうのサンタクロース!?
文字がシンプルだからこそ、想像力が膨らみ、
ページをめくるのが楽しい一冊。
子供には、窓に指を入れさせてあげたり、
前のページに戻って、見え方を確認したりしても愉快な絵本。

しかも、五味さんの絵は、
色のコントラストがはっきりとしていて、
少し離れたところからでもすごく見やすく分かりやすい。
対面の読み聞かせにもぴったり♪

そうそう、病棟にはこんな可愛らしい飾り付けが。


折り紙で作ったサンタさん。
子供たちが描いたのは、にこにこ笑顔。
クリスマスをすごく楽しみにしている気持ちが伝わってきて、
ほほえましくて。

その日の体調によって、
読み聞かせに参加してくれる子供たちの顔ぶれは毎回違うけれど、
みんなにとって絵本の読み聞かせの時間も、
わくわく待ち遠しいものになるといいな。
誓いのような願いのような、そんな気持ちがポッと心に湧くのを感じた。
色々工夫しながら、永く続けていきたい。