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3/27/2012

高砂淳二写真展へ。

どうも、近藤です。
今年から、愛用カメラを一眼レフに新調しました。

先日、写真家・高砂淳二さんの写真展に行ってきた。
高砂さんは、海や虹、生き物、風景・・・
地球全体をフィールドに撮影活動をされている方。

これまでの写真集は3冊ほど我が家にあるのだが、
今回初めて写真展におじゃました。
都会のど真ん中なのに、
島時間のようにおだやかで、素敵な時間が流れていた。
一瞬を切り取ったものだけれど、
今にも動き出しそうな躍動感を感じる写真の数々・・・。
じっと見ていると、
そのまま、雲が流れたり、波が打ち寄せたり、
イルカが飛び跳ねたりしそうなのだ。

最新の写真集を購入。
『Children of the Rainbow』(みんな、虹の子供)。
表紙の写真は会場にも飾られ、
息をのむほど綺麗で、とても気に入った一枚だった。
ハワイで撮影したもの。
"シラオネッタイチョウ"という真っ白な鳥が、
虹を目指して飛んでいるように見える。
そのまま七色に染まりそう。
もしかしたら、虹に到達する頃には、
虹はもう消えているかもしれない。
それでも目指すこと自体が、美しいことなのかな。。

ハワイに惹かれ通い続けている高砂さんは、
写真集の中で、先住ハワイアンの智慧を伝えてくれる。
子供に関わるこんな言い伝えがあるらしく、
強く心を打たれたのでご紹介します。

『どの子供も完璧な光で満たされたボウルをもって生まれる。
その気になれば光はさらに輝きを増し、サメと泳いだり鳥と一緒に空を飛んだり、
どんなことでも理解できるようになる。
ただ、嫉妬や怒りをもつようになると、石ころをボウルに入れていくことになり、
やがて光は消えていき、しまいにはその子は石ころになってしまうだろう。
でも、もし石ころでいることが嫌になったら、
いつでもボウルをひっくり返しさえすればまた光を輝かせることができる。』

大自然に囲まれたハワイに住んでいるだけで、心がピュアになるのではない。
昔からハワイアンたちは、いつも自分を正しい状態に戻すことを心がけ、
石ころで光が遮られたら、繰り返しボウルをひっくり返してきた。
そう、努力して、心の純粋さを保っているのだ。
胸に残る、印象的な言葉だった。

光のボウル、だいじ、だいじ。