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9/27/2012

『泥かぶら』出版記念パーティー。

どうも、近藤です。
絵本に救われた自分が、絵本を読むことで少しでも恩返しがしたいです。

また素晴らしい絵本と出合えた。
今月はじめに発売されたばかりの一冊、『泥かぶら』。
(原作・眞山美保 文・くすのきしげのり 絵・伊藤秀男)
劇団・新制作座が、1952年の初演以来60年、
人が生きる上で大切なことを日本中の子供たちに伝えてきた、
感動の舞台劇の絵本化である。

先日、絵本セラピスト協会主催の、出版記念パーティーに参加してきた。
全国から80名ぐらい集まった、すごい熱気の中・・・
絵本セラピスト同期のみんなと再会!
久々に会えて、わ~っ!きゃぁ~っ!と大はしゃぎ!!
写真前列中央には、絵本セラピスト協会代表・絵本のソムリエたっちゃんと、
泥かぶらを出版した瑞雲舎の井上みほ子さんも♪

養成コースを通じて、自分の心を開いて色々なことを語り合った仲間たち。
もう何年も前から知り合いのような気がするのが、本当に不思議・・・。
それも絵本の力かな。
同期みんな仲が良すぎて、パーティーが終わるまでに、
“忘年会”のスケジュールが組まれたのにはびっくり(笑)。
今回の絵本化にあたり文章を書かれた、くすのきしげのりさん
会場ではなんと、くすのきさん自ら朗読をして下さった。

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その昔、「泥かぶら」と呼ばれた、ひとりぼっちの女の子がいました。
みにくいから、きたないからと、みんなからばかにされる「泥かぶら」は、
ひどい仕打ちを受けるたびに、人をうらみ、らんぼうになるばかり。
ある日旅の老人が教えてくれました。
3つのことを守れば、きっと美しくなれるのだと・・・。

人は誰しも、美しい真心を持っている。
自らの意志で、よりよく生きることを選べる。
そんな、人の本質を信じぬく、人間賛歌の物語。

(瑞雲舎の『泥かぶら』紹介ブログはこちら。)

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胸深く染み入る、くすのきさんの声。
感情を揺さぶられたのち、ぽっと静かに灯がともるような、物語の気高さ。
心を掴んで離さない、伊藤秀男さんの美しく壮大な絵。
感動した。

私の中には、こんな自分を愛せるようになってきた自分と、
まだまだ、もっと変わりたいと思う自分とが、いつも同居している。

人は変わることができるんだ。
きっと、いくつになっても。
心についた泥をおとすことができれば・・・。
あぁ、お話を思い出しちゃって、
涙で画面が曇りそうなので、このへんで。

繰り返し繰り返し、心に寄り添ってくれる気がする。
奇跡の出合いに感謝。
今の時代を生きる、子供にも、大人にも、読み伝えていけたらな。
いつか『泥かぶら』の舞台も是非観たい。

おやすみなさい。