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7/04/2015

マザー・テレサ

ずっとお会いしたいと思っていた、片柳神父様
山口から東京に講演に来られるというので、
お話を伺ってきた。
今回は、こちらの新刊に記されたことを中心に語って下さった。

片柳神父は、コルカタでマザー・テレサのもとで奉仕活動をされ、
マザーに直接、「あなたは神父になりなさい」と言われた方。

実際にお会いしたいと思ったのは、
LIVEでお話を伺いたかったのはもちろん、
どうしても、その”声”を聴きたかったから。

声は人なり。
片柳神父の声は、あたたかく、力強かった。
そして、よく笑う方だった。

マザーがどんな風に、
貧しい人々や孤独な人々に愛を伝えたのか。
あまり知られていない、
愛するがゆえの心の闇や、チャーミングなところも。
たくさんのエピソードを伺えた。
講演が行われたホールのすぐ隣には、
聖イグナチオ教会。
せっかくなので、こちらにも足を運んでみた。

静かで、おだやかで、
訪れる人たちの祈りに満ちていて、
心があらわれた。

クリスチャンではないけれど、
近所にある教会にも、ときどき行ってみようかな。
自分を見つめたり、
誰かのために祈る時間って、すてきですね。

大学時代に、
マザー・テレサの本を様々読んでいたことを思い出す。

片柳神父が目の当たりにした、
マザーのリアルな言動を聞くことができ、
彼女の想いを、より鮮明に感じられた時間だった。

マザーが遺してくれた言葉はいろいろあるけれど、
この日、特に響いたのは・・・。


  『 わたしたちのしていることは、
     大海の一滴にすぎません。
     ですが、やめてしまえば、
       大海は一滴ぶん小さくなるのです。

    What we are doing is just a drop in the ocean.
    But if we stop our work, the ocean will be a drop less. 』


きっと、人それぞれの”一滴”がある。

わたしは、
ほんのささやかだけれど、
一滴一滴、
絵本を読みつづけていけたらと思う。

なんだか、マザーに背中を押してもらえたような、
そんな気分。